KEMBAR78
CloudStackとNetScaler連携tips | PDF
CloudStackとNetScaler連携
拡張ネットワーク編


2012/12/7

シトリックス・システムズ・ジャパン
コンサルティングサービス部
峰⽥田  健⼀一
⽬目次


     • CloudStackネットワークのおさらい
     • 設定⽅方法とTips




	
2
確認した環境と前置き

     • 動作確認はCitrix CloudPlatform3.0.5 / CloudStack4.0で
       ⾏行行っています。
     • 同NetScalerはRelease10 Build72.5。

     • 以下の記載は「オフィシャル」なものではなく、筆者が個
       ⼈人的に確認した内容が含まれていますので、実際の環境へ
       の適⽤用は事前の検証をおすすめします。




	
3
CloudStackネットワークのおさらい
CloudStackネットワークのおさらい


     • ゾーン単位で使⽤用するネットワークモードを選択でき、
     ᵒ  セキュリティグループにより、L3レベルの分離離を⾏行行う「基本」ゾーンと、
     ᵒ  VLANにより、L2レベルの分離離を⾏行行う「拡張」ゾーンがある。

     →以下では「拡張」ゾーンを前提に進める




	
5
CloudStackで定義できるネットワークのタイプ
        分離離(Isolated)ネットワーク             共有(Shared)ネットワーク




                               デフォルト
                               では仮想ル
                               ーター。こ
                               れを外部機
                               器に置き換
                                えられる




      •  分離離ネットワークには単⼀一アカウントの仮想マ       •  共有ネットワークは管理理者のみが作成でき、
         シンからのみアクセス可能                     VLAN/CIDRを指定可能。作成時にアカウン
                                          トごと、ドメインごとなどアクセス範囲の指
      •  仮想ルーターや外部機器により分離離ネットワー           定が可能。
         クからパブリックネットワークへのNATが構成
         される                           •  ネットワークは既存のルーター、スイッチ経
                                          由で外部に接続できる(CloudStack外部の
      •  VLANなどのリソースは、ユーザーによる作成時          処理理)
         に割り当てとクリーンアップが動的に⾏行行われ基
         本的には指定不不可                     •  仮想ルーターは、仮想マシンに対するDNS
	
6                                         サービスとDHCPサービスのみを提供
CloudStackのネットワークサービスプロバイダー


     •  ネットワークサービスプロバイダーは、CloudStack
        でネットワークサービスを提供するハードウェアま
        たは仮想アプライアンス。例例えば、負荷分散サービ
        スを提供するためにCitrix NetScaler を使⽤用すること
        ができる。
     •  CloudStackは次のネットワークプロバイダーをサ
        ポートする。
      ᵒ    CloudStack仮想ルーター(デフォルト)
      ᵒ    Citrix NetScaler SDX、VPX、MPXの各モデル
      ᵒ    Juniper SRX
      ᵒ    F5 BigIP
      ᵒ    (etc…)




	
7
仮想ルーターと外部ネットワーク機器

仮想ルーターによるネットワーク  サービス提                                   外部ネットワーク機器によるネットワーク  
         供の例例                                                  サービス提供の例例

                                                        パブリック  ネッ
                                ゲストネットワーク(VLA                                         ゲストネットワーク(VLA
パブリック  ネッ                                                トワーク/
                                        Nあり)                                                  Nあり)
トワーク/                                                   インターネット
インターネット

                                                             グローバル IP ア          プライベート IP
                                                ゲスト          ドレス                    アドレス              ゲスト  
                                                VM 1                                                  VM 1
グローバル IP ア              プライベート IP                                   Juniper SRX
ドレス                        アドレス                                       ファイア
                                                                      ウォール
        仮想ルータ                                   ゲスト                                                   ゲスト  
          ー                                     VM 2                                                  VM 2

                                                                     NetScaler
       DHCP,	
  DNS,	
  
                                                ゲスト                 ロード  バラン                          ゲスト  
       NAT,	
  VPN,	
  
                                                VM 3                   サー                             VM 3
       Load	
  Balancing,	
  
       Firewall,	
  	
  
       Port	
  Forwarding
                                                ゲスト                                                   ゲスト  
                                                VM 4                                                  VM 4


                                                                          DHCP,	
  DNS	
     仮想ルータ
                                                                                               ー

	
8
ネットワークサービスプロバイダーの⼀一覧表

 •  ネットワークオファリングとは、このオファリングを使⽤用するときにどのネットワーク
    サービスが使⽤用可能かの定義。使⽤用可能なネットワークサービスは、VPN、DHCP、DNS、
    ファイアウォール、負荷分散、ユーザーデータ、送信元NAT、静的NAT、ポート転送、セ
    キュリティグループ等。
     機能                                 仮想ルーター Citrix      Juniper  SRX F5  BigIP
                                               NetScaler
     リモートアクセスVPN                           ○        N/A        N/A          N/A

     ファイアウォール                              ○        N/A         ○           N/A

     送信元NAT                                ○        N/A         ○           N/A

     静的NAT                                 ○         ○          ○           N/A

     負荷分散                                  ○         ○         N/A          ○

     ポート転送                                 ○        N/A         ○           N/A

     VPC                                   ○        N/A        N/A          N/A

     AutoScale                             N/A       ○         N/A          N/A
     (CloudPlatform3.0.5。CloudStackでは
     次バージョン以降降対応予定)
     DHCP/DNS/ユーザーデータ                      ○        N/A        N/A          N/A
	
9
設定⽅方法とtips
必要なステップ


      • NetScaler側の作業
      ᵒ  初期セットアップ(IPの付与、ライセンスの追加、LB機能の有効化)
        •  参考:http://www.slideshare.net/smzksts/cloudstacknetscalercloudstack-in
           →上記を参照し、ここでは省省略略
      ᵒ  (必要に応じ)High Availabilityの設定
      ᵒ  (必要に応じ)SNIP/MIPへの管理理アクセスの有効化

      • CloudStack側の作業(拡張ネットワークの場合)
      ᵒ  ネットワークサービスプロバイダーへのNetScalerの追加と有効化
      ᵒ  NetScalerを使⽤用するように設定したネットワークオファリングの追加
      ᵒ  同ネットワークオファリングを作ったネットワークの作成
      ᵒ  ロードバランサーの設定の投⼊入



11
CloudStackから⾒見見たNetScalerの冗⻑⾧長化


      •  CloudStackからは、NetScalerは単体としてしか認識識できない
      →⼆二台追加して⼀一台壊れたらもう⼀一台、みたいなことはできない
      •  NetScalerをあらかじめHigh Availabilityの構成にしておき、HA時に引
         き継がれるSubnet IP(SNIP) / Mapped IP(MIP)の管理理アクセスを有効に
         しておくことで冗⻑⾧長の構成を取ることができる。
      •  CloudStackには機器に個別に持つNetScaler IP(NSIP)ではなく、この
         管理理アクセスを有効にしたSNIP/MIPで登録する


                              HA構成
           NSIP                                      NSIP

                              SNIP
                              / MIP   ←クラスタのフェールオーバー時に
                                      引き継がれる
12
参考:NetScalerで使⽤用するIP




  端末                Citrix           サーバー
                   NetScaler
  端末の            VIP      MIP/SNIP   サーバー
  IP                                   のIP




13
NetScaler側の作業


      •  初期設定とHAの構
         成については省省略略
      •  SNIP/MIPを開き、
         管理理アクセスを有効
         にしておく
      •  ロードバランスの機
         能を有効にしておく




14
CloudStack側の作業1

      [インフラストラクチャ]→[ゾーン]→[物理理ネットワーク]→ゲストトラフィックのある
      物理理ネットワークまでたどる




15
CloudStack側の作業2


      •  ネットワークサービスプロ
         バイダーからNetScalerを選
         択して追加




                      追加するアプライアンスの	
  
                      ベンダーを選択




16
CloudStack側の作業3
                        [IPアドレス]NetScaler	
   IP(NSIP)	
   もしくは、HA構
                        成の場合は管理理アクセスを有効にしたSNIP/MIP


                        [ユーザー名][パスワード]NetScalerのユー
                        ザー名、パスワード


                        [種類]追加するNetScalerの機種




                        [パブリック/プライベートインターフェイ
                        ス]NetScalerの接続しているネットワークの、どち
                        らがパブリック側か、プライベート側かを指定す
                        る(下図のNetScalerの画⾯面で確認)




17
外部機器のインターフェース構成


      •  外部デバイスをCloudStackに追加する
         ときには、パブリックインターフェイ
         スとプライベートインターフェイスを
         指定する必要がある。つまり、2アーム
         の構成である必要がある。             0/1

      •  CloudStackは、デバイスのどちらのイ
         ンターフェイスがどのネットワークに
         接続されているかを認識識できる必要が       1/1
         ある。




18
CloudStack側の作業4


                        [再試⾏行行回数]	
   アクセス不不可時のリトライの
                        回数




                        [専⽤用]オンにすると、このデバイスは単
                        ⼀一のネットワーク専⽤用になる。(後述)
                        専⽤用の場合、[処理理能⼒力力]値の指定は意味
                        がなくなり、暗黙的に値は1になる。




                        [処理理能⼒力力]このデバイスを共有するゲス
                        トネットワークの数。




19
CloudStack側の作業5


      •  NetScalerが追加できたら、NetScalerのネットワークプ
         ロバイダーを有効にする。




20
CloudStack側の作業6


      •  ネットワークオファリングを作成する
      •  その際、Load Balancerのプロバイダーと
         して、NetScalerを選択する
      •  このネットワークオファリングでロード
         バランサーをアカウント占有(実際には
         アカウントのもつ特定のネットワーク)
         にしたい場合、「負荷分散分離離」
         は”Dedicated“を選択。共有にしたい場合
         は”Shared”




21
[Dedicated]と[Shared]の負荷分散装置

      •  負荷分散装置を1つのアカウント
         (ネットワーク)に対して専⽤用で
         割り当てることができます。その
         ためには、”専⽤用”のLBアプライア
         ンスをCloudStackに追加する必要
         がある。
      •  [Shared]の場合、負荷分散装
         置は複数のテナント(ネットワー
         ク)間で共有される。この選択は、
         ネットワークオファリングで⾏行行う。




22
負荷分散装置の割り当てイメージ(1)

      使⽤用するアカウント      ネットワークオファリング      CloudStackに登録済みの
                                        NetScaler


                       [負荷分散分離離]が「占有」        「占有」の
                      のネットワークオファリング          NetScaler

      ユーザーA   ユーザーD

                       [負荷分散分離離]が「共有」      「占有」のNetScaler
                      のネットワークオファリング




      ユーザーB   ユーザーE
                                           「占有」のNetScaler




      ユーザーC   ユーザーG                        「共有」のNetScaler


23
負荷分散装置の割り当てイメージ(2)

      使⽤用するアカウント      ネットワークオファリング           CloudStackに登録済みの
                                             NetScaler


                       [負荷分散分離離]が「占有」
                      のネットワークオファリング               「占有」のNetScaler

                                          ユーザーA

            ユーザーD

                       [負荷分散分離離]が「共有」             「占有」のNetScaler
                      のネットワークオファリング
                                          ユーザーB


            ユーザーE
                                                  「占有」のNetScaler


                                          ユーザーC

                 「占有」のネットワークオファリング
            ユーザーG を使ってネットワークを作ると、「                「共有」のNetScaler
                  占有」のNetScalerが割り当てられる
24
実際は同じアカウ
                                                          ント内での異異なる
      負荷分散装置の割り当てイメージ(3)                                  ネットワークであ
                                                         っても共有されない



      使⽤用するアカウント         ネットワークオファリング         CloudStackに登録済みの
                                              NetScaler


                          [負荷分散分離離]が「占有」
                         のネットワークオファリング             「占有」のNetScaler

                                           ユーザーA

              ユーザーD

                          [負荷分散分離離]が「共有」           「占有」のNetScaler
                         のネットワークオファリング
      もう「占有」のNetScaler                     ユーザーB
      に空きがないのでネット
       ワークが作成できない
            ユーザーE
                                                   「占有」のNetScaler


                                           ユーザーC



              ユーザーG                                「共有」のNetScaler


25
負荷分散装置の割り当てイメージ(4)

      使⽤用するアカウント        ネットワークオファリング                 CloudStackに登録済みの
                                                     NetScaler


                         [負荷分散分離離]が「占有」
                        のネットワークオファリング                   「占有」のNetScaler

                                              ユーザーA




                         [負荷分散分離離]が「共有」                 「占有」のNetScaler
                        のネットワークオファリング
                                              ユーザーB




                                                        「占有」のNetScaler

      「共有」のオファリングを選ぶと「共有」の                    ユーザーC
        NetScalerが選ばれる。設定した「処理理
       能⼒力力」の値まで共有される(指定しなかっ
                                                        「共有」のNetScaler
             た場合のデフォルトは50)

26
 	
                                     ユーザーD   ユーザーE   ユーザーG
CloudStack側の作業7


      •  先ほど作ったネットワークオファリングを使ってネットワークを作成
         する。
      •  ネットワークを作ったら、新しいIPアドレスを取得し、負荷分散の設
         定を⾏行行える。




27
CloudStackの負荷分散の制御の設定   CloudStackから
                              設定できるのはこ
                                  の3つ




28
CloudStackの負荷分散のセッション維持の設定


                           CloudStackから
                           設定できるのはこ
                               の3つ




29
定義を⼊入れた後のNetScaler



                           ゲスト側のサブネットに対す
                           るSubnet IPと、ロードバラ
                           ンスを提供するVirtual IPが
                                 追加される




                              ロードバランサーの仮想サ
                                ーバーが追加される




30
CloudStackで設定できない項⽬目の設定


      •  CloudStack側で設定しているロー
         ドバランスメソッドなどは、ネッ
         トワークの再起動のタイミングで
         強制される。
      •  ただし、CloudStack側で設定でき
         ない、Backup Persistenceなどは
         そのまま保持される。

                                             上書きされない
                                    上書きされる




31
その他


      •  VMwareにVPXを追加する際は、事前にVLAN IDを「すべて
         (4095)」にしたポートグループを作成しておく。そのポートグルー
         プをプライベート側のインターフェースに指定する。
      •  これは、NetScalerにVLAN tagを処理理させるため(ハイパーバイザー
         ではなく)




32
最後に宣伝


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33

CloudStackとNetScaler連携tips

  • 1.
  • 2.
    ⽬目次 • CloudStackネットワークのおさらい • 設定⽅方法とTips 2
  • 3.
    確認した環境と前置き • 動作確認はCitrix CloudPlatform3.0.5 / CloudStack4.0で ⾏行行っています。 • 同NetScalerはRelease10 Build72.5。 • 以下の記載は「オフィシャル」なものではなく、筆者が個 ⼈人的に確認した内容が含まれていますので、実際の環境へ の適⽤用は事前の検証をおすすめします。 3
  • 4.
  • 5.
    CloudStackネットワークのおさらい • ゾーン単位で使⽤用するネットワークモードを選択でき、 ᵒ  セキュリティグループにより、L3レベルの分離離を⾏行行う「基本」ゾーンと、 ᵒ  VLANにより、L2レベルの分離離を⾏行行う「拡張」ゾーンがある。 →以下では「拡張」ゾーンを前提に進める 5
  • 6.
    CloudStackで定義できるネットワークのタイプ 分離離(Isolated)ネットワーク 共有(Shared)ネットワーク デフォルト では仮想ル ーター。こ れを外部機 器に置き換 えられる •  分離離ネットワークには単⼀一アカウントの仮想マ •  共有ネットワークは管理理者のみが作成でき、 シンからのみアクセス可能 VLAN/CIDRを指定可能。作成時にアカウン トごと、ドメインごとなどアクセス範囲の指 •  仮想ルーターや外部機器により分離離ネットワー 定が可能。 クからパブリックネットワークへのNATが構成 される •  ネットワークは既存のルーター、スイッチ経 由で外部に接続できる(CloudStack外部の •  VLANなどのリソースは、ユーザーによる作成時 処理理) に割り当てとクリーンアップが動的に⾏行行われ基 本的には指定不不可 •  仮想ルーターは、仮想マシンに対するDNS 6 サービスとDHCPサービスのみを提供
  • 7.
    CloudStackのネットワークサービスプロバイダー •  ネットワークサービスプロバイダーは、CloudStack でネットワークサービスを提供するハードウェアま たは仮想アプライアンス。例例えば、負荷分散サービ スを提供するためにCitrix NetScaler を使⽤用すること ができる。 •  CloudStackは次のネットワークプロバイダーをサ ポートする。 ᵒ  CloudStack仮想ルーター(デフォルト) ᵒ  Citrix NetScaler SDX、VPX、MPXの各モデル ᵒ  Juniper SRX ᵒ  F5 BigIP ᵒ  (etc…) 7
  • 8.
    仮想ルーターと外部ネットワーク機器 仮想ルーターによるネットワーク  サービス提 外部ネットワーク機器によるネットワーク   供の例例 サービス提供の例例 パブリック  ネッ ゲストネットワーク(VLA ゲストネットワーク(VLA パブリック  ネッ トワーク/ Nあり) Nあり) トワーク/ インターネット インターネット グローバル IP ア プライベート IP ゲスト   ドレス アドレス ゲスト   VM 1 VM 1 グローバル IP ア プライベート IP Juniper SRX ドレス アドレス ファイア ウォール 仮想ルータ ゲスト   ゲスト   ー VM 2 VM 2 NetScaler DHCP,  DNS,   ゲスト   ロード  バラン ゲスト   NAT,  VPN,   VM 3 サー VM 3 Load  Balancing,   Firewall,     Port  Forwarding ゲスト   ゲスト   VM 4 VM 4 DHCP,  DNS   仮想ルータ ー 8
  • 9.
    ネットワークサービスプロバイダーの⼀一覧表 •  ネットワークオファリングとは、このオファリングを使⽤用するときにどのネットワーク サービスが使⽤用可能かの定義。使⽤用可能なネットワークサービスは、VPN、DHCP、DNS、 ファイアウォール、負荷分散、ユーザーデータ、送信元NAT、静的NAT、ポート転送、セ キュリティグループ等。 機能 仮想ルーター Citrix   Juniper  SRX F5  BigIP NetScaler リモートアクセスVPN ○ N/A N/A N/A ファイアウォール ○ N/A ○ N/A 送信元NAT ○ N/A ○ N/A 静的NAT ○ ○ ○ N/A 負荷分散 ○ ○ N/A ○ ポート転送 ○ N/A ○ N/A VPC ○ N/A N/A N/A AutoScale N/A ○ N/A N/A (CloudPlatform3.0.5。CloudStackでは 次バージョン以降降対応予定) DHCP/DNS/ユーザーデータ ○ N/A N/A N/A 9
  • 10.
  • 11.
    必要なステップ • NetScaler側の作業 ᵒ  初期セットアップ(IPの付与、ライセンスの追加、LB機能の有効化) •  参考:http://www.slideshare.net/smzksts/cloudstacknetscalercloudstack-in →上記を参照し、ここでは省省略略 ᵒ  (必要に応じ)High Availabilityの設定 ᵒ  (必要に応じ)SNIP/MIPへの管理理アクセスの有効化 • CloudStack側の作業(拡張ネットワークの場合) ᵒ  ネットワークサービスプロバイダーへのNetScalerの追加と有効化 ᵒ  NetScalerを使⽤用するように設定したネットワークオファリングの追加 ᵒ  同ネットワークオファリングを作ったネットワークの作成 ᵒ  ロードバランサーの設定の投⼊入 11
  • 12.
    CloudStackから⾒見見たNetScalerの冗⻑⾧長化 •  CloudStackからは、NetScalerは単体としてしか認識識できない →⼆二台追加して⼀一台壊れたらもう⼀一台、みたいなことはできない •  NetScalerをあらかじめHigh Availabilityの構成にしておき、HA時に引 き継がれるSubnet IP(SNIP) / Mapped IP(MIP)の管理理アクセスを有効に しておくことで冗⻑⾧長の構成を取ることができる。 •  CloudStackには機器に個別に持つNetScaler IP(NSIP)ではなく、この 管理理アクセスを有効にしたSNIP/MIPで登録する HA構成 NSIP NSIP SNIP / MIP ←クラスタのフェールオーバー時に 引き継がれる 12
  • 13.
    参考:NetScalerで使⽤用するIP 端末 Citrix サーバー NetScaler 端末の VIP MIP/SNIP サーバー IP のIP 13
  • 14.
    NetScaler側の作業 •  初期設定とHAの構 成については省省略略 •  SNIP/MIPを開き、 管理理アクセスを有効 にしておく •  ロードバランスの機 能を有効にしておく 14
  • 15.
    CloudStack側の作業1 [インフラストラクチャ]→[ゾーン]→[物理理ネットワーク]→ゲストトラフィックのある 物理理ネットワークまでたどる 15
  • 16.
    CloudStack側の作業2 •  ネットワークサービスプロ バイダーからNetScalerを選 択して追加 追加するアプライアンスの   ベンダーを選択 16
  • 17.
    CloudStack側の作業3 [IPアドレス]NetScaler   IP(NSIP)   もしくは、HA構 成の場合は管理理アクセスを有効にしたSNIP/MIP [ユーザー名][パスワード]NetScalerのユー ザー名、パスワード [種類]追加するNetScalerの機種 [パブリック/プライベートインターフェイ ス]NetScalerの接続しているネットワークの、どち らがパブリック側か、プライベート側かを指定す る(下図のNetScalerの画⾯面で確認) 17
  • 18.
    外部機器のインターフェース構成 •  外部デバイスをCloudStackに追加する ときには、パブリックインターフェイ スとプライベートインターフェイスを 指定する必要がある。つまり、2アーム の構成である必要がある。 0/1 •  CloudStackは、デバイスのどちらのイ ンターフェイスがどのネットワークに 接続されているかを認識識できる必要が 1/1 ある。 18
  • 19.
    CloudStack側の作業4 [再試⾏行行回数]   アクセス不不可時のリトライの 回数 [専⽤用]オンにすると、このデバイスは単 ⼀一のネットワーク専⽤用になる。(後述) 専⽤用の場合、[処理理能⼒力力]値の指定は意味 がなくなり、暗黙的に値は1になる。 [処理理能⼒力力]このデバイスを共有するゲス トネットワークの数。 19
  • 20.
    CloudStack側の作業5 •  NetScalerが追加できたら、NetScalerのネットワークプ ロバイダーを有効にする。 20
  • 21.
    CloudStack側の作業6 •  ネットワークオファリングを作成する •  その際、Load Balancerのプロバイダーと して、NetScalerを選択する •  このネットワークオファリングでロード バランサーをアカウント占有(実際には アカウントのもつ特定のネットワーク) にしたい場合、「負荷分散分離離」 は”Dedicated“を選択。共有にしたい場合 は”Shared” 21
  • 22.
    [Dedicated]と[Shared]の負荷分散装置 •  負荷分散装置を1つのアカウント (ネットワーク)に対して専⽤用で 割り当てることができます。その ためには、”専⽤用”のLBアプライア ンスをCloudStackに追加する必要 がある。 •  [Shared]の場合、負荷分散装 置は複数のテナント(ネットワー ク)間で共有される。この選択は、 ネットワークオファリングで⾏行行う。 22
  • 23.
    負荷分散装置の割り当てイメージ(1) 使⽤用するアカウント ネットワークオファリング CloudStackに登録済みの NetScaler [負荷分散分離離]が「占有」 「占有」の のネットワークオファリング NetScaler ユーザーA ユーザーD [負荷分散分離離]が「共有」 「占有」のNetScaler のネットワークオファリング ユーザーB ユーザーE 「占有」のNetScaler ユーザーC ユーザーG 「共有」のNetScaler 23
  • 24.
    負荷分散装置の割り当てイメージ(2) 使⽤用するアカウント ネットワークオファリング CloudStackに登録済みの NetScaler [負荷分散分離離]が「占有」 のネットワークオファリング 「占有」のNetScaler ユーザーA ユーザーD [負荷分散分離離]が「共有」 「占有」のNetScaler のネットワークオファリング ユーザーB ユーザーE 「占有」のNetScaler ユーザーC 「占有」のネットワークオファリング ユーザーG を使ってネットワークを作ると、「 「共有」のNetScaler 占有」のNetScalerが割り当てられる 24
  • 25.
    実際は同じアカウ ント内での異異なる 負荷分散装置の割り当てイメージ(3) ネットワークであ っても共有されない 使⽤用するアカウント ネットワークオファリング CloudStackに登録済みの NetScaler [負荷分散分離離]が「占有」 のネットワークオファリング 「占有」のNetScaler ユーザーA ユーザーD [負荷分散分離離]が「共有」 「占有」のNetScaler のネットワークオファリング もう「占有」のNetScaler ユーザーB に空きがないのでネット ワークが作成できない ユーザーE 「占有」のNetScaler ユーザーC ユーザーG 「共有」のNetScaler 25
  • 26.
    負荷分散装置の割り当てイメージ(4) 使⽤用するアカウント ネットワークオファリング CloudStackに登録済みの NetScaler [負荷分散分離離]が「占有」 のネットワークオファリング 「占有」のNetScaler ユーザーA [負荷分散分離離]が「共有」 「占有」のNetScaler のネットワークオファリング ユーザーB 「占有」のNetScaler 「共有」のオファリングを選ぶと「共有」の ユーザーC NetScalerが選ばれる。設定した「処理理 能⼒力力」の値まで共有される(指定しなかっ 「共有」のNetScaler た場合のデフォルトは50) 26 ユーザーD ユーザーE ユーザーG
  • 27.
    CloudStack側の作業7 •  先ほど作ったネットワークオファリングを使ってネットワークを作成 する。 •  ネットワークを作ったら、新しいIPアドレスを取得し、負荷分散の設 定を⾏行行える。 27
  • 28.
    CloudStackの負荷分散の制御の設定 CloudStackから 設定できるのはこ の3つ 28
  • 29.
    CloudStackの負荷分散のセッション維持の設定 CloudStackから 設定できるのはこ の3つ 29
  • 30.
    定義を⼊入れた後のNetScaler ゲスト側のサブネットに対す るSubnet IPと、ロードバラ ンスを提供するVirtual IPが 追加される ロードバランサーの仮想サ ーバーが追加される 30
  • 31.
    CloudStackで設定できない項⽬目の設定 •  CloudStack側で設定しているロー ドバランスメソッドなどは、ネッ トワークの再起動のタイミングで 強制される。 •  ただし、CloudStack側で設定でき ない、Backup Persistenceなどは そのまま保持される。 上書きされない 上書きされる 31
  • 32.
    その他 •  VMwareにVPXを追加する際は、事前にVLAN IDを「すべて (4095)」にしたポートグループを作成しておく。そのポートグルー プをプライベート側のインターフェースに指定する。 •  これは、NetScalerにVLAN tagを処理理させるため(ハイパーバイザー ではなく) 32
  • 33.
    最後に宣伝 •  CitrixではCloud製品の設計と導⼊入を⾏行行うコンサルタントを募集しています!ご 興味のある⽅方は以下からご応募ください。 http://www.citrix.co.jp/company/careers/Consultant.html 33